2008年02月01日

脚光浴びるカニソムリエ 浜坂観光協事業戦略が奏功

 松葉ガニなどに精通した「カニソムリエ」の誕生を受けて、兵庫県新温泉町の浜坂観光協会(松岡秀明会長)にテレビ・ラジオ各社の取材が相次いでいる。昨年十一月以降、情報番組や旅番組などで浜坂の露出機会も増加。“浜坂ブランド”の定着を目指して積極的に推進してきた協会の事業戦略が功を奏した格好だ。
調理実演し、浜坂のカニをPRする観光協会の関係者=昨年11月、宝塚市内で(浜坂観光協会提供)
 カニソムリエ誕生後、同協会に関連する放送メディアの取材回数は大幅に増え、松葉ガニ解禁後の取材本数は計十三本(予定分を含む)。カニソムリエによる松葉ガニの料理実演などが放映され、「カニソムリエの宿を紹介してほしい」との問い合わせも増えているという。
 カニソムリエ事業は、「松葉ガニの本場」としての地位を確立するため、三カ年計画で二〇〇五年にスタート。在阪メディアを集めた「カニソムリエ屋台」を昨年十一月に宝塚市で行うなど、ソムリエ誕生に合わせたプロモーション活動も積極的に展開してきた。
 「カニソムリエという話題性に注目が集まった。数年間続けてきた事業が実を結び、宣伝効果も大きい」と松岡会長は話す。旅館・民宿経営者の知識向上と都市部に向けたアピール効果−。一石二鳥の効果をもたらした事業に自信を深める。
 ただ、宿泊者数の大幅増など目に見える形での効果はすぐには表れにくい。同町浜坂の旅館・民宿経営者の一人は「確かに放送後、問い合わせは増えた。だが、それがすぐに宿泊に結びつくものではない。浜坂を売り出すPR活動とともに、良いものもしっかりと提供していかないと」と自戒の念を込める。
 松岡会長も「ソムリエだけで話題性を維持するのは難しい。浜坂ガニの地名度向上に向けて漁協とも協力し、新たな展開を考えていきたい」と話す。長期的なブランド力強化に向けた同協会の取り組みは、今後が正念場といえそうだ。
posted by タラバガニ・ズワイガニ・毛ガニ at 15:04| カニニュース! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする