「第17回とよおか津居山港かにまつり」(実行委員会主催)が24日、兵庫県豊岡市の津居山港小島岸壁で行われた。ズワイガニの即売やハタハタ、ハマチなどの競り市体験があり、市民ら約6000人が訪れた。 港の荷さばき場を会場にし、カニやホタルイカなどの水産物、加工品が販売された。立ち食い屋台コーナーでは、温かいカニ汁やおでんに人気があった。
特設ステージで行われた競り市では、木箱に入った大きなカニや魚を来場者が品定めし、「5000円」などと声を張り上げたり、指で値段を示したりして、競り落としていた。カニ雑炊や甲羅酒の振る舞い、円山川を遊覧する屋形舟の無料乗船会もあった。
ズワイガニ3匹を7000円で競り落とした京都府精華町の会社員安倉宏之さん(41)は「安く買えてうれしい。カニすきにしたい」と喜んでいた。
2008年02月29日
2008年02月28日
エビ、カニも表示義務 加工食品のアレルギー物質
加工食品に含まれるアレルギー物質について、厚生労働省は27日、新たにエビとカニの表示を義務付ける方針を固めた。同日開かれた薬事・食品衛生審議会の部会で了承された。2008年度中に食品衛生法に基づく省令を改正し、2年程度の準備期間を経て10年度から始める。
現在、アレルギー物質の表示が義務付けられているのは、卵、乳製品、小麦、そば、落花生の5品目。
エビとカニはこれまで大豆やクルミなどとともに、表示を推奨する20品目に含まれていたが、アレルギーの症例数が多いことから、同省は表示の義務付けを検討。食品中から検出する技術が確立し、保健所などの検査が可能になったため表示の義務化を決めた。
厚労省研究班が05年度、アレルギー患者を診察した医師に対するアンケートを実施したところ、呼吸困難などの重いショック症状を引き起こした食品はエビが5位、カニが13位だった。
現在、アレルギー物質の表示が義務付けられているのは、卵、乳製品、小麦、そば、落花生の5品目。
エビとカニはこれまで大豆やクルミなどとともに、表示を推奨する20品目に含まれていたが、アレルギーの症例数が多いことから、同省は表示の義務付けを検討。食品中から検出する技術が確立し、保健所などの検査が可能になったため表示の義務化を決めた。
厚労省研究班が05年度、アレルギー患者を診察した医師に対するアンケートを実施したところ、呼吸困難などの重いショック症状を引き起こした食品はエビが5位、カニが13位だった。
2008年02月27日
ロシアからのカニ輸入前年同月比30%減
函館税関は25日、1月の管内(北海道、青森、岩手、秋田)貿易概況を発表した。カニの輸入は、ロシアからの輸入が減少し、数量で前年同月比約30%減の約2260トンに落ち込んだ。金額でも約23%減で約18億円となった。 カニ輸入量は2007年通年でも、06年比約22%減の約4万8000トン。このうち観光客などに人気が高い道内向けのタラバガニは特に減少幅が大きく、同約42%減の約1万4000トンだった。
カニの関係業界によると、資源が枯渇してきている上、ロシア政府が昨年から極東海域でタラバガニの一部禁漁措置を取った余波などで、輸入が鈍化している。
1月は貿易額全体では輸出が前年同月とほぼ同額の436億6800万円。輸入が同5・4%増の1617億1300万円で7カ月連続のプラスだった。
カニの関係業界によると、資源が枯渇してきている上、ロシア政府が昨年から極東海域でタラバガニの一部禁漁措置を取った余波などで、輸入が鈍化している。
1月は貿易額全体では輸出が前年同月とほぼ同額の436億6800万円。輸入が同5・4%増の1617億1300万円で7カ月連続のプラスだった。
2008年02月21日
ロシアのカニ、全面禁漁を提言 国家漁業委諮問機関まとめる
【モスクワ20日藤盛一朗】ロシア国家漁業委員会は二十日、同委員会の政策諮問機関「極東地方漁業学術会議」が、ロシア海域のカニの漁獲を一定期間、全面禁漁すべきだとの提言をまとめたことを明らかにした。 日本向け密漁、密輸の根絶を目的にした案で、同委員会は北海道新聞に対し、「来年の漁獲可能量を決める際の重要な参考意見となる」と説明、今年のタラバガニの部分禁漁措置を一層拡大する可能性があるとの認識を示した。
また、インタファクス通信によると、カムチャツカ地方政府のシャイホフ水産局長は「禁漁となれば日本向けのカニはすべて不法に輸出されたことになり、密漁カニを合法な輸出に紛らせることは不可能になる」と説明。全面禁漁は、プーチン政権が重視する密漁、密輸阻止の決定策になるとの見通しを示した。国家漁業委員会は今秋、来年分の漁獲可能量を決定する。同委員会は今年のタラバガニの年間漁獲可能量を前年比六割減とし、九つの操業海域のうち、北方四島周辺など六海域を禁漁としている。
また、インタファクス通信によると、カムチャツカ地方政府のシャイホフ水産局長は「禁漁となれば日本向けのカニはすべて不法に輸出されたことになり、密漁カニを合法な輸出に紛らせることは不可能になる」と説明。全面禁漁は、プーチン政権が重視する密漁、密輸阻止の決定策になるとの見通しを示した。国家漁業委員会は今秋、来年分の漁獲可能量を決定する。同委員会は今年のタラバガニの年間漁獲可能量を前年比六割減とし、九つの操業海域のうち、北方四島周辺など六海域を禁漁としている。
2008年02月20日
座礁船残し船員帰国
ことしの元日に利尻島の浅瀬で座礁した貨物船のロシア人船員10人がきょう、帰国しました。しかし、船体の撤去について見通しは立っていません。
帰国したのは利尻島の浅瀬で座礁した貨物船「デルベント」のロシア人船員10人です。10人は海上保安庁の巡視船で稚内港から日ロの中間点付近に向かい、正午頃にロシア国境警備隊に引き渡されました。このほか、同じ船に乗り組んでいたウクライナ人船員4人はすでに14日に帰国しています。
こうした中、稚内海上保安部はきょう、座礁した船の内部を調査しました。船は、ロシアの海で獲られたカニを、韓国へ運ぶ運搬船で、海上でカニの受け渡しをしようとしていて座礁しました。
船内には20トンほどの廃油が残されていて、座礁地点が昆布やウニの漁場にも近いことから利尻富士町は近く、廃油などを取り除くことにしています。
(漁業関係者)「早めに撤去してもらいたいのが地元の希望です」
利尻富士町などによりますと現在、船主本人との連絡は取れてなく、船体の撤去の見通しはたっていません。
帰国したのは利尻島の浅瀬で座礁した貨物船「デルベント」のロシア人船員10人です。10人は海上保安庁の巡視船で稚内港から日ロの中間点付近に向かい、正午頃にロシア国境警備隊に引き渡されました。このほか、同じ船に乗り組んでいたウクライナ人船員4人はすでに14日に帰国しています。
こうした中、稚内海上保安部はきょう、座礁した船の内部を調査しました。船は、ロシアの海で獲られたカニを、韓国へ運ぶ運搬船で、海上でカニの受け渡しをしようとしていて座礁しました。
船内には20トンほどの廃油が残されていて、座礁地点が昆布やウニの漁場にも近いことから利尻富士町は近く、廃油などを取り除くことにしています。
(漁業関係者)「早めに撤去してもらいたいのが地元の希望です」
利尻富士町などによりますと現在、船主本人との連絡は取れてなく、船体の撤去の見通しはたっていません。
2008年02月19日
毛ガニ求め宮古に活気
観光客が落ち込む冬場の目玉にと、宮古観光協会が企画して6年目を迎える「宮古毛ガニまつり」が17日、宮古市魚市場で開かれ、旬の味を求めて県内外から過去最高の約1万5000人が集まり、にぎわった。
今年は祭りの開催前にしけが続いて不漁気味。例年、足りなくなるほど人気のカニを確保しようと、主催者側は宮古だけでなく釜石など三陸沿岸各地を奔走してようやく昨年を上回る1万5000杯を調達した。小さいカニで800円前後、特大で3000円から4000円ほど。昨年より1割ほど高値だったが、中には1人で10杯以上買い込む人も。
午前と午後の2回、先着100人に毛ガニ汁が無料で振る舞われ、長い列ができたほか、子ども1000円、大人1500円で1分間、釣り放題の「毛ガニの一本釣り大会」もあり、かぎ針を操って釣り上げるのに四苦八苦する参加者に、家族から「がんばれ」の声援が飛んでいた。
今年は祭りの開催前にしけが続いて不漁気味。例年、足りなくなるほど人気のカニを確保しようと、主催者側は宮古だけでなく釜石など三陸沿岸各地を奔走してようやく昨年を上回る1万5000杯を調達した。小さいカニで800円前後、特大で3000円から4000円ほど。昨年より1割ほど高値だったが、中には1人で10杯以上買い込む人も。
午前と午後の2回、先着100人に毛ガニ汁が無料で振る舞われ、長い列ができたほか、子ども1000円、大人1500円で1分間、釣り放題の「毛ガニの一本釣り大会」もあり、かぎ針を操って釣り上げるのに四苦八苦する参加者に、家族から「がんばれ」の声援が飛んでいた。
2008年02月18日
「駅弁甲子園」で山陰旋風 「牛弁」と「かにめし」
山陰の牛肉とカニが、「駅弁の甲子園」で旋風−。京王百貨店新宿店(東京都)で開かれた全国駅弁大会で、一文字家(松江市平成町)の新商品「およぎ牛弁当」が、販売個数で十傑入りした。同じく「境港水揚げ かにめし」にも注文が殺到。山陰ならではの食材と製法へのこだわりで”激戦”を勝ち抜いた。
大会は一月十日から二十三日間開催。全国から約二百点が出品された。
一文字家は島根県知夫村の名物・牛の海泳ぎと、隠岐島生まれの潮凪(しおなぎ)牛に着目した「およぎ牛弁当」(千二百円)と、境港産のベニズワイガニを赤貝の炊き込みご飯にのせた「かにめし」(千百円)を出品。
いずれも、島根県産コシヒカリや出雲市産の西浜イモなどを使い、奥出雲産の本醸造しょうゆなどで味付けして、メーンの牛肉とカニの魅力を引き立てた品。「およぎ牛」は、大会の看板企画を張る三品に選ばれ、社員が会期中、実演販売した。
その結果、「およぎ牛」は牛泳ぎの話題性やネーミングなどで約一万三千七百五十食を販売し、三傑に迫る人気。「かにめし」もボリューム感や味の良さで評判を集め、会期後半は連日、用意した百食が三十分で完売した。大会での人気もあり、両商品とも首都圏の百貨店などから、引き合いが相次いでいる。
景山直観専務は「結果は予想以上。今まで以上に、地元食材に目を向けていきたい」と話した。
大会は一月十日から二十三日間開催。全国から約二百点が出品された。
一文字家は島根県知夫村の名物・牛の海泳ぎと、隠岐島生まれの潮凪(しおなぎ)牛に着目した「およぎ牛弁当」(千二百円)と、境港産のベニズワイガニを赤貝の炊き込みご飯にのせた「かにめし」(千百円)を出品。
いずれも、島根県産コシヒカリや出雲市産の西浜イモなどを使い、奥出雲産の本醸造しょうゆなどで味付けして、メーンの牛肉とカニの魅力を引き立てた品。「およぎ牛」は、大会の看板企画を張る三品に選ばれ、社員が会期中、実演販売した。
その結果、「およぎ牛」は牛泳ぎの話題性やネーミングなどで約一万三千七百五十食を販売し、三傑に迫る人気。「かにめし」もボリューム感や味の良さで評判を集め、会期後半は連日、用意した百食が三十分で完売した。大会での人気もあり、両商品とも首都圏の百貨店などから、引き合いが相次いでいる。
景山直観専務は「結果は予想以上。今まで以上に、地元食材に目を向けていきたい」と話した。
2008年02月16日
加工食品のアレルギー表示、エビとカニも追加へ 厚労省
加工食品の食物アレルギー表示について、厚生労働省は、卵やそばなど5品目ある表示義務の対象に、エビとカニを追加する方針を決めた。27日に開く専門家による審議会にはかり、新年度に省令を改正する予定。 アレルギー物質の表示制度は02年4月に開始。小麦、そば、卵、乳、落花生の5品目をわずかでも含む場合、食品衛生法で表示が義務づけられた。違反すると罰金などの罰則規定がある。エビとカニは、大豆やゼラチン、イカなどと同様に、メーカーに表示を促す「推奨」対象の20品目に含まれていた。
厚労省研究班(班長=海老沢元宏・国立病院機構相模原病院)が05年度、アレルギー患者約2300人を調べたところ、呼吸困難などショック症状が重かった食物は、義務対象の5品目に次ぐ6位がエビ、13位がカニと高かった。
また違反事例のチェックに必要な両品目の検出技術も、保健所などで可能になったことから、厚労省は義務化を決めた。
義務化の実施時期は審議会で決めるが、準備ができたメーカーは順次、表示を始めるとみられる。
厚労省研究班(班長=海老沢元宏・国立病院機構相模原病院)が05年度、アレルギー患者約2300人を調べたところ、呼吸困難などショック症状が重かった食物は、義務対象の5品目に次ぐ6位がエビ、13位がカニと高かった。
また違反事例のチェックに必要な両品目の検出技術も、保健所などで可能になったことから、厚労省は義務化を決めた。
義務化の実施時期は審議会で決めるが、準備ができたメーカーは順次、表示を始めるとみられる。
2008年02月15日
タラバ増殖計画、道が新年度着手 10万匹規模で稚ガニ生産
道は新年度から、タラバガニの本格的な増殖事業に初挑戦する。ロシアの輸出制限と道内漁獲量の低迷で、将来的な安定供給が不安視される中、道内のカニ資源を回復するのが狙い。漁獲できるカニを育てるには十年以上かかる見通しだが、世界的にもタラバガニを数千匹以上の規模で増殖した例はないという。
タラバガニは昨年、道内流通の大半を占めるロシアからの輸入が、二○○五年の半分以下となる約一万四千トンに激減。一九六○年に約八千トンあった道内漁獲量も、ここ数年は百−二百トン台で推移している。品薄で札幌の活ガニ(一キロ)卸値は最高で五千円を超える日もあり、前年比で50%以上高騰している。
このため道は漁業振興に加え、道内消費者や観光客にカニを安定供給する手段として、増殖に乗り出すことを決めた。研究は道立栽培水産試験場(室蘭)が担い、卵を持つ雌のタラバガニの購入費や、卵をふ化させて稚ガニを育てる研究費など計約五百万円を新年度予算案に計上する。
タラバガニを卵からふ化させ、十万−二十万匹の稚ガニを育てる実験には、独立行政法人水産総合研究センターの厚岸栽培技術開発センター(釧路管内厚岸町)が八○年代に成功。根室市水産研究所も○一年、卵をふ化させて親ガニまで成長させ、この親ガニに卵を産ませる「完全養殖」に成功し、稚ガニ数匹が育っている。
ただ、タラバガニは共食いの危険性がある上、好む水温や餌など不明な点も多く、卵から親ガニを大量に育て、漁獲サイズまで成長させる技術はまだ確立されていない。厚岸と根室の両施設は卵の確保の難しさや費用面の問題から、研究を休止している。
道はこうした実験結果を踏まえ、当面の目標を「三年程度で卵をふ化させ、稚ガニを安定生産する」ことに設定。規模は十万匹程度を目指す。
この目標を達成した段階で、食用として出荷できるまで自前で育成する養殖と、稚ガニの段階で放流して漁業者が捕る栽培漁業型のどちらが有効か、慎重に検討する考えだ。
タラバガニは昨年、道内流通の大半を占めるロシアからの輸入が、二○○五年の半分以下となる約一万四千トンに激減。一九六○年に約八千トンあった道内漁獲量も、ここ数年は百−二百トン台で推移している。品薄で札幌の活ガニ(一キロ)卸値は最高で五千円を超える日もあり、前年比で50%以上高騰している。
このため道は漁業振興に加え、道内消費者や観光客にカニを安定供給する手段として、増殖に乗り出すことを決めた。研究は道立栽培水産試験場(室蘭)が担い、卵を持つ雌のタラバガニの購入費や、卵をふ化させて稚ガニを育てる研究費など計約五百万円を新年度予算案に計上する。
タラバガニを卵からふ化させ、十万−二十万匹の稚ガニを育てる実験には、独立行政法人水産総合研究センターの厚岸栽培技術開発センター(釧路管内厚岸町)が八○年代に成功。根室市水産研究所も○一年、卵をふ化させて親ガニまで成長させ、この親ガニに卵を産ませる「完全養殖」に成功し、稚ガニ数匹が育っている。
ただ、タラバガニは共食いの危険性がある上、好む水温や餌など不明な点も多く、卵から親ガニを大量に育て、漁獲サイズまで成長させる技術はまだ確立されていない。厚岸と根室の両施設は卵の確保の難しさや費用面の問題から、研究を休止している。
道はこうした実験結果を踏まえ、当面の目標を「三年程度で卵をふ化させ、稚ガニを安定生産する」ことに設定。規模は十万匹程度を目指す。
この目標を達成した段階で、食用として出荷できるまで自前で育成する養殖と、稚ガニの段階で放流して漁業者が捕る栽培漁業型のどちらが有効か、慎重に検討する考えだ。
カニやブリなど堪能 高岡で冬の食フェスタ
富山の冬の味覚が集う「越中とやま食の王国フェスタ2008冬の陣」(同実行委員会主催)が九日、高岡市中心部で始まった。十日まで。
富山の優れた食材を県内外にアピールするとともに、厳冬の富山を盛り上げるのが目的。
「うまいもん市」では、富山湾で捕れたカニやブリなどの海の幸、各市町村特産の野菜、果物、漬物など三十五のコーナーが軒を連ね、名産品を販売した。小矢部市のコーナーではそばの生産者が集まり、そば打ちを実演。通りを行く人が手際良い作業を見て楽しんでいた。
親子三人連れでズワイガニを食べた射水市小林の公務員吉田大樹さん(31)は「おいしいです。地元のカニ、ブリに目がひかれます」と話し、ブリの昆布じめを手にしていた。
この日夜にはぶりしゃぶや地酒を楽しむ会も開かれた。十日は午前十一時から午後四時まで市が開かれるほか、魚津産リンゴを使ったオリジナルスイーツづくりの教室もある。
2008年02月12日
日本の経済水域海底から大量の韓国密漁漁具を回収
日韓漁業協定で定めた日本海の暫定水域に隣接する排他的経済水域(EEZ)で、韓国密漁船が投棄したとみられる大量の漁具が回収されていたことが分かった。全国底びき網漁業連合会などが行っている海底清掃の状況を水産庁がまとめた。カニの好漁場の同水域では暫定水域を越え密漁をする韓国漁船が後を絶たず同庁や海上保安庁の取り締まりを逃れた密漁の実態が浮き彫りになった。
水産庁によると、暫定水域に隣接する日本のEEZの海底清掃で回収された投棄物は平成12〜19年の8年間で計約5228トンにのぼった。うちズワイガニ漁などに使う刺し網が2015トン、バイ貝やカニを捕獲するバイかごが902トン。日本の漁船は刺し網漁をせず、バイかごも日本で使われている規格とは異なっており韓国漁船が使っているものだという。
いずれも密漁中に逃走し、漁具を海底に不法投棄したとみられ、回収した刺し網は、長さにすると東京〜福岡の2・5往復分に当たる4535キロメートル、バイかごは30万796個で積み上げた高さは富士山約20個分という。
水産庁によると、暫定水域に隣接する日本のEEZの海底清掃で回収された投棄物は平成12〜19年の8年間で計約5228トンにのぼった。うちズワイガニ漁などに使う刺し網が2015トン、バイ貝やカニを捕獲するバイかごが902トン。日本の漁船は刺し網漁をせず、バイかごも日本で使われている規格とは異なっており韓国漁船が使っているものだという。
いずれも密漁中に逃走し、漁具を海底に不法投棄したとみられ、回収した刺し網は、長さにすると東京〜福岡の2・5往復分に当たる4535キロメートル、バイかごは30万796個で積み上げた高さは富士山約20個分という。
2008年02月08日
若狭湾のセイコ 放流から8年 再び捕獲
福井県敦賀市の県水産試験場が約8年前、若狭湾に放流した雌の成体ズワイガニ(セイコガニ)が昨年12月、同湾で漁船に捕獲されていたことが7日までに分かった。8年1カ月経て再捕されるのは「全国的にも極めて珍しい」(水産庁栽培養殖課)とされ、国内最長記録の可能性が高い。このセイコガニは実質17年以上生き続けていたと推定され、その”長寿”ぶりが研究者を驚かせている。
同試験場は1999年11月、若狭湾のカニ保護礁3カ所に成体のセイコガニ約2万4000匹を放流。そのうち約7000匹には、足に黄色いタグを付けた。
放流から8年1カ月たった2007年12月3日、底引き網漁船にこのセイコガニが掛かった。水揚げ後、居合わせた元同試験場長が発見。大きさは放流時と変わらないが、全身黒ずんでいた。
一般的にセイコガニは脱皮を繰り返し、成体になるまで8―10年かかる。さらに、腹に卵(クロコ)を抱えるまで約1年が必要で、再捕されたセイコガニは卵を抱えて放流されているため、最低でも17年以上生きていたことになる。
これまでのカニ再捕の県内最長記録は、1991年6月に放流し97年11月に捕獲されたセイコガニで、6年4カ月。京都府では7年の事例が報告されている。
成体のセイコガニは水深約250メートルで生息し、産卵に適した場所からほとんど移動しないのが通説。家接直人・主任研究員は「どこのカニ保護礁に放流したかは不明」としながらも、再捕場所は保護礁から約5キロ離れていただけ。このため「保護礁に生息していたのではないか。これで保護礁の役割価値も高まった」と評価する。
日本海の水産物を研究している日本海区水産研究所(新潟市)の木下貴裕・資源評価研究室長は「放流から8年1カ月も経て再捕されたカニは聞いたことがない。17年以上も生き続けたということは、人間でいえば『きんさん、ぎんさん』級だ」と驚いている。
同試験場は1999年11月、若狭湾のカニ保護礁3カ所に成体のセイコガニ約2万4000匹を放流。そのうち約7000匹には、足に黄色いタグを付けた。
放流から8年1カ月たった2007年12月3日、底引き網漁船にこのセイコガニが掛かった。水揚げ後、居合わせた元同試験場長が発見。大きさは放流時と変わらないが、全身黒ずんでいた。
一般的にセイコガニは脱皮を繰り返し、成体になるまで8―10年かかる。さらに、腹に卵(クロコ)を抱えるまで約1年が必要で、再捕されたセイコガニは卵を抱えて放流されているため、最低でも17年以上生きていたことになる。
これまでのカニ再捕の県内最長記録は、1991年6月に放流し97年11月に捕獲されたセイコガニで、6年4カ月。京都府では7年の事例が報告されている。
成体のセイコガニは水深約250メートルで生息し、産卵に適した場所からほとんど移動しないのが通説。家接直人・主任研究員は「どこのカニ保護礁に放流したかは不明」としながらも、再捕場所は保護礁から約5キロ離れていただけ。このため「保護礁に生息していたのではないか。これで保護礁の役割価値も高まった」と評価する。
日本海の水産物を研究している日本海区水産研究所(新潟市)の木下貴裕・資源評価研究室長は「放流から8年1カ月も経て再捕されたカニは聞いたことがない。17年以上も生き続けたということは、人間でいえば『きんさん、ぎんさん』級だ」と驚いている。
2008年02月06日
分配すべき資産隠す 水産会社社長が詐欺破産の疑い
会社の経営破たん手続き前に債権者に分配すべき資産を隠したとして、岩手県警大船渡署などは5日、破産法違反(詐欺破産)の疑いで、本籍陸前高田市、水産加工会社社長千葉勗(つとむ)容疑者(62)を逮捕した。
調べでは、千葉容疑者は2005年1月末、経営する水産加工会社「マルマイ」=破産手続き中=の民事再生法適用申請前に、架空契約の手口で、会社の冷蔵庫に保管するカニみそなど在庫品計七万数千キロ(六千数百万円相当)を第三者に売却したように装い、資産を県外に隠した疑い。容疑を否認しているという。
06年10月に債権者が告発。同署が今年1月に指名手配し、岩沼署員が5日に逃走先の岩沼市内で見つけた。
マルマイは陸前高田市に実質的な本社があり、同市と気仙沼市などでカニ缶詰め加工などを手掛けた。売り上げ低迷などで05年2月、盛岡地裁一関支部に民事再生法の適用を申請したが認められず、破産手続きに入った。当時の負債総額は約27億円だった。
調べでは、千葉容疑者は2005年1月末、経営する水産加工会社「マルマイ」=破産手続き中=の民事再生法適用申請前に、架空契約の手口で、会社の冷蔵庫に保管するカニみそなど在庫品計七万数千キロ(六千数百万円相当)を第三者に売却したように装い、資産を県外に隠した疑い。容疑を否認しているという。
06年10月に債権者が告発。同署が今年1月に指名手配し、岩沼署員が5日に逃走先の岩沼市内で見つけた。
マルマイは陸前高田市に実質的な本社があり、同市と気仙沼市などでカニ缶詰め加工などを手掛けた。売り上げ低迷などで05年2月、盛岡地裁一関支部に民事再生法の適用を申請したが認められず、破産手続きに入った。当時の負債総額は約27億円だった。
2008年02月05日
ベニズワイ格安 富山県魚津市で「かにの陣」 家族連れが鍋や浜焼きに舌鼓
魚津市の観光物販施設「海の駅蜃気楼(しんきろう)」で三日、第二回「魚津かにの陣」が開かれ、家族連れなどがカニ鍋や浜焼きコーナーでベニズワイガニに舌鼓を打った。 同市の漁師浜多虎松さんが一九五二(昭和二十七)年二月に現在のかに籠漁を考案したのを記念したイベントで、水産物卸や加工業者がベニズワイガニを格安の値段で販売したほか、訪れた人が焼きたてのカニやイカなど冬の味覚を楽しんだ。
一方、会場にはプロ野球独立リーグ・BCリーグの富山サンダーバーズから優士、丸山大樹両選手が訪れイベントを盛り上げた。開幕を前に優士選手は「守備を鍛え、優勝する」、丸山選手は「投手陣の競争も激しくなるが頑張る」と決意を述べ大きな拍手を受けた。
一方、会場にはプロ野球独立リーグ・BCリーグの富山サンダーバーズから優士、丸山大樹両選手が訪れイベントを盛り上げた。開幕を前に優士選手は「守備を鍛え、優勝する」、丸山選手は「投手陣の競争も激しくなるが頑張る」と決意を述べ大きな拍手を受けた。
2008年02月04日
ベニズワイてんこ盛り 「魚津かにの陣」にぎわう
魚津市の「魚津かにの陣」が三日、同市の海の駅「蜃気楼(しんきろう)」で開かれ、山と積まれたベニズワイガニの販売や熱々のカニ鍋などカニづくしのイベントに、早朝から多くの人が詰め掛けた。
魚津紅ズワイガニ普及推進協議会主催、海の駅「蜃気楼」共催。
イベントは魚津市がカニかご漁の発祥地であることから企画され、昨年に続いて二回目の開催。
当日先着百人にベニズワイガニ一匹をプレゼントする特別企画には、大勢の来場者が殺到したため、開催時間を二十分繰り上げて行った。
今回、用意されたベニズワイガニは、すべて魚津港に水揚げされた地物。前回のイベントでは売り切れが続出したため、今回は昨年よりもベニズワイガニの量を三−四割増やして五千匹を用意。通常価格の二−三割安く売られ、多くの人が買い求めた。
また、千食分以上を用意したというカニ鍋には長蛇の列ができ、家族連れなどがカニ鍋に舌鼓を打った。このほかカニコロッケやカニシューマイの限定販売、海の駅内の飲食店のカニラーメンやカニずしなどの販売もあった。
2008年02月01日
脚光浴びるカニソムリエ 浜坂観光協事業戦略が奏功
松葉ガニなどに精通した「カニソムリエ」の誕生を受けて、兵庫県新温泉町の浜坂観光協会(松岡秀明会長)にテレビ・ラジオ各社の取材が相次いでいる。昨年十一月以降、情報番組や旅番組などで浜坂の露出機会も増加。“浜坂ブランド”の定着を目指して積極的に推進してきた協会の事業戦略が功を奏した格好だ。
カニソムリエ誕生後、同協会に関連する放送メディアの取材回数は大幅に増え、松葉ガニ解禁後の取材本数は計十三本(予定分を含む)。カニソムリエによる松葉ガニの料理実演などが放映され、「カニソムリエの宿を紹介してほしい」との問い合わせも増えているという。
カニソムリエ事業は、「松葉ガニの本場」としての地位を確立するため、三カ年計画で二〇〇五年にスタート。在阪メディアを集めた「カニソムリエ屋台」を昨年十一月に宝塚市で行うなど、ソムリエ誕生に合わせたプロモーション活動も積極的に展開してきた。
「カニソムリエという話題性に注目が集まった。数年間続けてきた事業が実を結び、宣伝効果も大きい」と松岡会長は話す。旅館・民宿経営者の知識向上と都市部に向けたアピール効果−。一石二鳥の効果をもたらした事業に自信を深める。
ただ、宿泊者数の大幅増など目に見える形での効果はすぐには表れにくい。同町浜坂の旅館・民宿経営者の一人は「確かに放送後、問い合わせは増えた。だが、それがすぐに宿泊に結びつくものではない。浜坂を売り出すPR活動とともに、良いものもしっかりと提供していかないと」と自戒の念を込める。
松岡会長も「ソムリエだけで話題性を維持するのは難しい。浜坂ガニの地名度向上に向けて漁協とも協力し、新たな展開を考えていきたい」と話す。長期的なブランド力強化に向けた同協会の取り組みは、今後が正念場といえそうだ。
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| 調理実演し、浜坂のカニをPRする観光協会の関係者=昨年11月、宝塚市内で(浜坂観光協会提供) |
カニソムリエ事業は、「松葉ガニの本場」としての地位を確立するため、三カ年計画で二〇〇五年にスタート。在阪メディアを集めた「カニソムリエ屋台」を昨年十一月に宝塚市で行うなど、ソムリエ誕生に合わせたプロモーション活動も積極的に展開してきた。
「カニソムリエという話題性に注目が集まった。数年間続けてきた事業が実を結び、宣伝効果も大きい」と松岡会長は話す。旅館・民宿経営者の知識向上と都市部に向けたアピール効果−。一石二鳥の効果をもたらした事業に自信を深める。
ただ、宿泊者数の大幅増など目に見える形での効果はすぐには表れにくい。同町浜坂の旅館・民宿経営者の一人は「確かに放送後、問い合わせは増えた。だが、それがすぐに宿泊に結びつくものではない。浜坂を売り出すPR活動とともに、良いものもしっかりと提供していかないと」と自戒の念を込める。
松岡会長も「ソムリエだけで話題性を維持するのは難しい。浜坂ガニの地名度向上に向けて漁協とも協力し、新たな展開を考えていきたい」と話す。長期的なブランド力強化に向けた同協会の取り組みは、今後が正念場といえそうだ。


